歯周病治療

歯周病治療
歯周病について
歯周病とは、歯科3大疾患の一つで、細菌の感染により歯を支える歯肉や骨を破壊する病気です。
歯周病は、歯茎が腫れる歯肉炎、歯と歯茎の隙き間が炎症を起こし、骨が破壊される歯周炎に分類されます。歯周炎は最終的には歯が抜け落ちてしまいます。
歯周病は悪化すると完治は難しくなります。
症状が悪化する前から早期治療をしておくことが重要となります。

歯周病の進行
歯周病はゆっくりと進行していくため、自覚症状がありません。
そのため、歯周病が進行して、歯がぐらついていると感じ、初めて症状に気づく方が多いです。
また、歯周病が誘因となり、糖尿病や動脈硬化、心筋梗塞、早産・低体重児出産など、口腔内だけではなく、全身疾患を引き起こすおそれもあります。

【進行度1】歯茎の腫れ・出血
歯肉が炎症を起こし、歯茎の腫れや、食事や歯磨きの際に出血があります。

【進行度2】口臭
歯肉と歯の隙間が広がり、出血や膿が出て口臭を感じるようになります。

【進行度3】歯がぐらつく
歯粘膜と顎の骨が破壊され、歯が浮いた感じになり、ぐらついてきます。

【進行度4】硬いものが食べられない
歯を支えている歯槽骨が溶けてしまい、歯がぐらぐらして、噛むことが困難となります。

歯周病の治療
プラークコントロール
歯周病の予防・治療は、歯周病の原因となるプラークと呼ばれる歯垢の除去などを行うプラークコントロールが基本となります。
日頃から丁寧な歯磨き、デンタルフロスや歯間ブラシなどを併用して、プラークコントールを心がけましょう。

SRP(スケーリング&ルートプレーニング)
プラークは歯石になってしまうと歯を磨いても取り除くことができません。
歯石は歯周病の好む環境のため、繁殖してしまう前に除去しなければなりません。
スケーリングで歯に付着した歯石を除去し、ループトレーニングで歯根表面を滑らかし、再び汚れが付着しないように仕上げます。
SRPを行うことで、歯周ポケットも浅くなり、歯周病の進行を抑えることができます。

詰め物・被せ物の修正
詰め物や被せ物の適合性も重要となります。
歯にぴったりと合っていなければ詰め物と歯の間に汚れが付着しやすくなります。
現在使用している詰め物や被せ物が、適合しているかを確認し、修正治療を行うことで、プラークの付着防止、歯周病の進行を抑えることができます。

生活習慣
歯周病は、体の抵抗力が低下しているときに感染しやすくなります。
睡眠不足、病気、不摂生な生活、ストレスなど、生活習慣の改善が大切です。
また、歯周病は糖尿病の誘因にもなりますので、バランスを考えた食事なども心がけましょう。

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