ふじの歯科医院は、開業時のスローガンとして「大学病院と同じレベルの歯科治療をご提供出来る歯科医院」を掲げて平成8年に産声をあげました。総入れ歯の権威、田中久敏先生(岩手医大名誉教授、元日本補綴歯科学会会長)のもと、岩手医大歯学部附属病院歯科補綴学第一講座にて6年間ご指導を頂き、旧診療所の開業場所も選んでいただきました。その当時の教えを忘れないよう、治療の手順、使用材料も保険・保険外を問わずまったく変えずに治療をおこなって来ました。
しかしながら、超高齢化の時代を迎え、ご高齢の患者さんのお口の状況は私が歯科の教育を受けた時代の病態とはまったく違ってきております。歯がすべて無くなった患者さんのお口の機能回復に、インプラントなどの新しい技術を補助的に使った入れ歯も含める事で、更なる悪化を食い止める方法も必須の時代です。また、歯を失わないようにする予防的な治療と並行した取り組みにスタッフ一同研鑽を続けております。
● ここ数年の義歯(入れ歯)に関する報告・出版
- スタディーグループ赤坂会 2005年 AKASAKA AWARD受賞
演題 「総義歯を用いた無歯顎補綴」

- 全国紙 DENTAL TRIBUNE紙に掲載(2008、2009年 連載)
- スタディーグループ土曜会にて講演
演題 「総義歯を用いた無歯顎補綴 2008」


- 寺西邦彦先生 「無歯顎補綴に強くなる本」
出版記念 赤坂会例会にて症例報告演題 「総義歯を用いた無歯顎補綴 2009」


- (株)松風88周年記念講演会 「DENTURE SYNPOSIUM」 (2010.7.11)
去る7/11(日)に東京大手町サンケイプラザにて、(株)松風88周年記念講演会『DENTURE SYNPOSIUM』が開催されました。私の恩師である先生お二人とのコラボレーションの講演会でした。



岩手医大歯学部を卒業後から医局員時代、そして現在に至るまで大変お世話になっております田中久敏先生(岩手医大名誉教授、歯科タナカ理事長:東京都渋谷区にてご開業)と、私が現在勉強させて頂いておりますスタディーグループ赤坂会顧問の寺西邦彦先生(寺西歯科医院院長:東京都港区ご開業)と、講演を含め終日ご一緒させて頂きました。
お陰様で全国津々浦々より200名のご参加を頂き、成功裏に終了する事が出来ました。ご参加頂きました先生方、および関係各位に心より御礼申し上げます。
自分自身の講演の準備も含め、当日の師匠お二人のご講演を一番近くで拝聴出来た事、講演後に色々と歯科の歴史や、今後私たち歯科医が進むべき方向性について、著名なお二人の先生よりご示唆を頂いた事がかけがえの無い財産となった一日でした。
この貴重な経験を支えとして今後より一層、歯を失ってお困りの患者さんをお一人でも多くお救い出来る様、努力して行きたいと思っております。講演への出発の際、「先生、頑張って来てな。」と治療中の患者さんから激励のお言葉を頂戴した事も私の心の支えとなりました。Hさん有り難うございました。
入れ歯の治療の流れ
- [STEP1] 診査・診断
前の義歯の問題点を患者さんと相談させて頂きます。歯の位置、大きさ、痛い場所、噛み合わせ等の相談です。
- [STEP2] 治療用義歯
古い入れ歯を使った噛み合わせの修正を必要とするケースか、早急に新しい義歯を製作すべきケースかを判断させていただきます。
- [STEP3] 義歯の製作
-
- [ 印象採得 ] ・・・全症例において辺縁形成をおこないます。保険・自費を問わず同じ印象材(シリコン印象材等)で型を採ります。
- [ 咬合採得 ] ・・・全症例FACE-BOW TRANSFERをおこないます。義歯の製作はすべて半調節性咬合器にて製作させていただいております。
- [ 人工歯排列 ] ・・・症例に応じ人工歯を選択します。そのため様々な種類の人工歯を常備させていただいております。
- [ 重合 ] ・・・経年的な材料の劣化を防止するため、総義歯においては低温長時間重合をおこなっています。また部分入れ歯(金属床)に関しては寸法精度の点から流し込みレジンにて重合をおこなっています。
- [ リマウント ] ・・・総義歯においては保険・自費問わず全症例リマウントし咬合調整後、装着をします。
- [STEP4] リコール・メインテナンス
義歯の調整は、24時間後、3日後、7日後、2週間後という間隔で来院していただきます。
義歯治療例
ふじの歯科の義歯(入れ歯)は、当院で7年間の長きにわたり患者さんと向き合いながら研鑽をし、入れ歯専門で技工所を開業したヨシキデンタルラボ 所長 斎藤嘉樹(岩手医科大学歯科技工士専門学校非常勤講師:盛岡市開業)との連携で製作をおこなっております。
- ● 上顎に対し下顎の骨吸収が著しい例


- ● 下顎の骨吸収の左右差を認める例


- ● 上下顎の著しい骨の吸収に加え、上顎の幅が狭い例


- ● 上下顎の著しい骨の吸収に加え、舌痛症を伴っていた例


- ● 30年愛用した義歯の作り直しをおこなった例




- ● PD からオーバーデンチャーへ(歯の根を保存した入れ歯)




- ● 即時義歯(抜歯当日に装着する入れ歯)の例


- ● 磁性アタッチメント義歯(予後8年の義歯の改変)




- ● 磁性アタッチメント義歯(磁石を使用した入れ歯)




- ● 有歯顎のオーバーデンチャーの例







- ● インプラントを支えとした入れ歯(マグインプラント使用例)の例









